コラム

COLUMN

うつ病の「うつから抜け出すメタ認知」

うつ病の「うつから抜け出すメタ認知」

-プログラムのご紹介-

メタ認知というのは簡単に言うと、自分の考えを客観的にとらえることです。うつ病の方は特有の考え方の偏りがあることが多いとされています。考え方の偏りを知ってバランスをとって、適切な判断ができるようにトレーニングをしていきましょう。

こんな方におススメです:ネガティブ思考による落ち込みを改善したい

失敗したときにネガティブ思考が止まらない

状況や感情に囚われて判断を誤ってしまう

冷静に考えて物事を進めたい

プログラムの目的:思考から生じる問題の解決

このプログラムでは自分が何を考えているのか意識的に捉えることを目指します。メタ認知ができていると、その時に置かれている状況や感情にとらわれずに振舞うことができます。

具体的な内容:考え方の偏りの把握

主な内容として、うつ病の方によくある考え方の偏りを紹介していきます。内容の一つである「過度の一般化」という考えの偏りについて例を挙げます。

「過度の一般化」というのはあるひとつの悪い出来事が、終わりのない悪い出来事の一部に見えてしまうことです。一回ミスをすると「いつもミスをしてしまう。」「これからも絶対間違えてしまうんだ」と考えてしまうことがあります。そうなると、落ち込みがひどくなったり続いてしまうことにもつながってしまいます。

このように、過度の一般化が働くと、嫌な出来事が繰り返し起こっていると感じてしまい、落ち込みやすくなってしまいます。

プログラムでは、うつ気分につながる思考の代わりになるような考え方を一緒に探していきます。例えばミスをしてしまったら、「今回はミスをしてしまったけれど、改善のチャンスでもある。次はミスを減らすためにダブルチェックをしてみよう。」というような感じです。

メタ認知を鍛えることで、思考の悪循環から抜け出すことができます。思考から生じる問題を効果的に解決しましょう。

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